冷凍食品やアイスクリームなどを購入した時、家に持ち帰るまで溶けないように冷やしてくれるドライアイス。コープやネットスーパーなどで購入したものを玄関先に置いてもらう時にもおなじみですね。
子供の頃にはドライアイスを水に入れてブクブクさせて遊んだ記憶がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなドライアイスですが、お出かけ先に冷凍食品などを持って行きたい時や、家の冷凍庫が故障してしまった!なんて時にはどこで買うことができるのでしょうか?この記事では、ドライアイスを購入することができるお店や気になるお値段などを調べてみました。
ドライアイスを購入できるのはどこ?お値段はどのくらい?
ドライアイスは普通の氷に比べ、個人での使用頻度はあまり高くないです。
また、常に昇華*している商品なのでスーパーやホームセンターに在庫としておくことができません。そのため、買いに行ってみたけど見つからない!なんていうことがあるかも。確実に手に入れたい時はどうすればいいでしょうか?
*固体が、液体を経ないで直接気体になること。また、気体が直接固体になること。樟脳 (しょうのう) ・ナフタリン・ドライアイスなどでみられる。
氷屋さんで購入する
家の近くに氷屋さんがある方は、直接買いに行くとドライアイスを購入することができます。
価格はお店にもよりますが、おおよそ1kg / 550~800円程度と安く購入できます。
もし使用の用途が舞台でのスモーク演出などの時は、必要量の相談や配達なども応じてもらえるようです。
ドライアイスメーカーの販売店
ドライアイスを製造する会社の直営店でも、ドライアイスを購入することができます。価格は氷屋さんで購入する場合とほぼ変わらず、1kg / 550~800円程度で購入することができるようです。
ネット通販
ドライアイスを購入したい時一番確実に手に入るのが、やはり便利なネット通販です。ドライアイスメーカーの直営オンラインショップの他、amazonや楽天でも購入が可能です。お店を探して買いに行く手間を省くことができますね!
価格の相場は3kg/2500円程度で送料がかかる場合があります。
また、発送が常温なのか、クール便なのかによって価格の変動があるようです。常温発送の場合は溶けやすいので、暑い時期はクール便の発送の商品を選ぶといいでしょう。
また、急ぎの場合はメーカーの直営オンラインショップで購入すると、エリアは限られますが当日早い時間の購入でその日のうちに配達してくれるサービスを行っている会社もあるようです。
ところでドライアイスって何からできている?
ドライアイスの購入場所はわかってきたけど、そういえばドライアイスって一体何からできているのかな?と思った方に、ドライアイスの基本情報をまとめました。
ドライアイスとは
- 製油所の精製過程、アンモニアの製造過程などに出る副産物としての気体の二酸化炭素(炭酸ガス)を固体にしたもの
- マイナス78.5℃の極めて低温の物質
- 固体のドライアイスは、空気中で気体になる(昇華)
- 昇華した気体(炭酸ガス)は空気と比べ1.5倍程度の重さがあり、低いところに溜まり、下に向かって流れる性質がある
- ドライアイスは昇華して気体となると容積が約500倍に膨らむ
なるほど、昇華したドライアイスは気体になることで容積が500倍にも膨らむのですね。筆者も以前、アイスクリームを買って袋に入れて歩いていたら袋が突然爆発したことがあり本当に驚きました。同じような経験をしている人もいるようです。取扱には注意が必要ですね!
コストコに行ってきたんだけど、友達がフード買ってるときに1人で待ってたらドライアイス爆発して周りの人たちが一斉にこっち向いたからめちゃめちゃ恥ずかしかった、、
— バニー東京🐰まりん (@bunny__marin) April 25, 2021
2つ爆発した pic.twitter.com/7zQHcKQM5a
ドライアイスってどんな時に使われる?
食品を保冷するイメージが強いドライアイスですが、その性質を活かしてどのような用途があるのでしょうか?調べてみました。
- 食品の保冷
- 遺体の保冷(葬儀屋さんや、ペットが亡くなった時など)
- 舞台演出(スモークの演出)
- 実験(夏休みの自由研究などに使われることが多い)
- 精密機械等の洗浄(昇華するため残留がなく、機械に傷もつけず洗浄できる)
ドライアイス実験遊びした!(水にちょっとだけ洗剤。青いのは食紅)
— りらこ (@riraco123) September 6, 2023
おっもしろかったー!
一つ目の動画切らんかったらよかったのに焦って停止しちゃった笑
二つ目の動画は私が集合体恐怖症なものですごい声出てしまった pic.twitter.com/qXH7LKBX0f
棺内のドライアイスによる二酸化炭素中毒にはご注意を!
上のトピックにおいて、ドライアイスの用途について説明しました。
その一つがご遺体を保冷すること。お別れの時、ご遺体を保冷することで腐敗を遅らせることにも使われるドライアイスですが、元は気体の二酸化炭素を固体化したものです。
気体化したドライアイスは容積が500倍に膨らみ、また空気の1.5倍の重さを持ち下に流れて溜まる性質があります。つまり、棺の中は二酸化炭素濃度が非常に高い状態となっているのです。
吸入した二酸化炭素濃度が高い場合、呼気への二酸化炭素排出が阻害されることで中毒症状が現れ、生命に危険がおよぶ場合があります。実際に過去、葬儀場にて棺の小窓を覗き込んだ状態で二酸化炭素中毒となり死亡するという事故が起きています。
最期のお別れのとき、いつまでもお顔を見ていたいですが…そこで更に悲しい事故を起こさないように、以下の点に注意しましょう。
葬儀の際、ご遺体を安置する環境において注意すべきこと
- 棺の中に顔を入れない
- 室内の換気を充分に行う
- 線香番などで1人にならない
- 気分が悪くなったらすぐに棺から離れ、異常があればすぐに119番通報を
- 不明なことがあれば葬儀業者に確認を
まとめ
この記事では、ドライアイスの購入できる場所や価格について、またドライアイスの性質や主な用途についてまとめました。急に必要になった時、焦ることなく確実に購入できるといいですね!
ドライアイスを購入できるお店と値段の相場は以下のようになっています。
- 氷屋さん 1kg / 550~800円程度
- ドライアイスメーカーの販売店 1kg / 550~800円程度
- ネット通販(直営オンラインショップのほか、amazonや楽天などでも)
3kg/2500円程度(➕送料)
昇華しやすく、また普段使用頻度の高くないドライアイスは、スーパーやホームセンターでは販売されていません。購入の際はご注意を!