いつ首都直下型地震が起きてもおかしくないと、言われている昨今。地球温暖化の影響からか、記録的大雨が連日続いてしまうなど、異常気象も全国各地で頻繁に起きていますよね。いつどこで誰が被害にあい、避難生活を余儀なくされてしまったり、ライフラインが止まってしまっても、おかしくありません。そんな世の中になり、最近注目を浴びているのは、防災グッズです。
必要不可欠の防災グッズを用意しておこうと思い立っても、何が本当に必要で、何がいらないものなのか、判断に少し迷ってしまいますよね。
そこで今回は、実際の避難生活をリアルに考えながら、本当に必要なもの、いらないものをまとめてみました。万が一のときのため、準備をしておくときに少しでも役に立てていただけると嬉しいです!
防災グッズで本当に必要なものはこれ!
非常時に活躍するものをまずは見ていきましょう!
では、一つ一つどのような場面で活躍してくれるのか考えていきましょう♪
カセットコンロ
電気水道ガスのライフラインが止まってしまっている場合でも、ガス管さえあれば、火を使うことができ、調理をしたり様々な場面で活躍してくれるので必須アイテムになります。予備のガス管も3本程用意しておけば、安心して使用することができるでしょう
現金
現金は意外と見落としがちではないでしょうか?大規模な停電などが続くと、電子マネーによる電子決裁ができない、ATMが使えないなどといった事態が起こる可能性があります。普及するまでに現金が必要な場合などがあるため、2万円程を札と小銭で細かくを準備しておくと安心です。
食料・ペットボトル飲料
食料とペットボトル飲料は、1~3日分を目安に用意しておくと良いでしょう。大人一人あたり、レトルト食料7袋、ペットボトル飲料3リットル分が大体の目安になります。
非常食用のものは缶詰や非常用ドライフードばかりではなく、チョコレートやフルーツ缶も用意しておき、飲料に関しては水だけでなく、お茶やスポーツドリンクなど、バリエーションを少し増やしておくと飽きもこないため、おすすめです。
衛生用品・簡易トイレ
衛生用品は、感染症などを防ぐために活躍するマスク、除菌シートやトイレットペーパー、歯磨きシートなど私たちの生活には欠かせない製品も用意しておきましょう。避難所での生活が余儀なくされた場合には、シャワーを浴びることも困難なため、体を拭けるようなボディーシートなどを用意しておくのも良いと思います。女性の場合は、生理用品なども備えておくと安心でしょう。
簡易トイレも同じように、非常時ではトイレが混んでいてなかなか使えなかったり、遠くて不便なことも考えられます。もしもの時のために備えておけば、使うこと間違いないと思います。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、スマホで連絡を取ったり、情報を収集したりするのが当たり前になった今では、その充電も欠かせません。乾電池式のものを用意しておくと、いつでも使えるため便利だと思います。
ラップ
ラップですが、様々な場面で大活躍します!たとえば、食事をする際に、お皿などがあればお皿の上に敷いて使用すれば、洗い物を増やすことなく、食事ができます。冬などで寒い場合は、ラップを何重にもして覆うことで、寒さ対策にもなるため、用意していて困ることはありません!
耳栓・アイマスク
耳栓、アイマスクは、自宅ではなく、避難所で数日過ごさなければいけなるなる場合にあると便利です。周りの音が気になったり、周りの明かりが気になってしまうときのために用意しておけば、少しでもリラックスした状態で休憩ができるため、こちらも備えておくよ良いと思います。
防災グッズにはいらなかったもの・・・
そして次に、必要かも?と思い、用意してしまいがちなもの中で、あまり活用できないものを紹介していきます!
こちらも一つ一つ理由を解説していきたいと思います。
ロープ
市販されている防災グッズの中によく入っているロープ。消防団員の救助などが必要な場合などには活躍するかもしれませんが、素人には使いづらいですし、救助しにくいてくれる方々が頑丈なロープを持っている場合がほとんとなので、個人で用意しておく必要はないと思います。
コンパス
避難所など行きたい場所への道が分からない際に使用できる、コンパスですが、現在はスマホがあればどこにてもいけますし、避難所は自宅に近い場合が多いので、そこまでの道なら把握していることがほとんどではないでしょうか?そのため、あまり用意する必要はないと思います。
カップ麺
非常食のためにカップ麺を用意される方は多いと思います、確かに日持ちはするし、お湯を注ぐだけなので、気軽に用意できますが、お湯をつくるために水やガスを多くつかうため、あまりおすすめできません。ライフラインが停止してしまっている状態では、貴重な資源を大切に使いたいですよね。カップ麺を用意するのであれば、缶で保管できるようなものがいいと思います。
携帯浄水器
携帯浄水器を用意しておくの方も多いのかもしれません。防災用として様々なラインナップがあり、便利かと思うが、しっかりペットボトルの水を用意しておけば必要ないと思います。
手回しラジオ
手回しラジオも便利かと用意してしまいがちですが、回すのがめんどくさいので、電池式ラジオの方を用意しておけば便利だと思います。今ではスマートフォンでラジオを聴くこともできるので、モバイルバッテリーをしっかり用意しておけば問題ないでしょう。
防災グッズの中にも個別で用意した方が良いもの
これまで、どのような場面でも、どんな方にでも必要な防災グッズを紹介してきました。次は少し視点を変えて、それぞれの生活に合わせた観点で、絶対に用意しておいた方が良いものを紹介していきたいと思います。ご自身にとって必要は不要かは人それぞれなので、自分には何か必要なのか判断していければいいですね。
- 常備薬
- ベビー用品、キッズ用品
- ペット用品
常備薬
避難所での生活を余儀なくされても、一番大事なのは健康です。持病などがあり毎日欠かさず飲む必要がある方の場合は、処方された常備薬などを用意しておけば、病院に通院できなくなってしまうような事態がおきてしまったとしても、緊急時には安心です。市販の風邪薬なども備えておけば、万が一避難所で体調を崩してしまった場合にもすぐに対処ができるため、用意しておくと良いでしょう。
ベビー用品・キッズ用品
小さなお子様のいるご家庭では、お子様の年齢に合わせて備えるものを考えておくと良いでしょう。乳幼児であれば粉ミルクや離乳食、おむつ、その他ガーゼなど用意しておけば安心です。
お子様が不安にならないように、おもちゃなども備えておくと避難生活を余儀なくされた際に、活躍することでしょう!
ペット用品
ペットも大事な家族です。避難所に一緒にいることは難しいかもしれませんが、ライフラインが途切れてしまっている状態でも、お世話をしてあげる必要がありますよね。ペット用の餌やトイレ用のシートなどもしっかり備えておけば、守ることもできるので、必要です。
上記した以外にも、ご年配の方を一緒に生活している方など、生活様式によって必要になるものは様々だと思います。万が一のことをしっかり考えて、備えていけるといいですね。
防災グッズは生活に合わせて必要なものを用意しておくことが大事!
いかがでしたか?
本当に必要なものは、だれもが気軽に使えて、今の生活に欠かせない最低限のものをだということがわかり、なおかつコンパクトにまとめる必要がある、ということが分かったと思います。
緊急時で必要だと考えていたが、実際にはそこまで必要のないものに関しては、様々な方法で代用できるから、必要がないというだけで、緊急時には必要なものである、ということにも気づけました。
いつ、自分自身や自分の大切な人に、何が起こるかはわかりません。万が一、何かあったときに、防災グッズをしっかり備えておけば、少しでも不安な気持ちを軽減することができる大切なアイテムです。ぜひ、この記事を読んでいただけたことをきっかけに、備えておこうと思っていただけたら嬉しいです。